協会便り    2020年9月号

 「やっぱり生ギター!」

 

先月、816日に予定されていた「コージー・コンサート」がコロナの影響で「中止」となりました。残念な思いをされた方が多かったことと思います。

堀千恵子代表をはじめ「コージー・コンサート」スタッフの皆さんによるコロナ対策は徹底しており、準備に当たって参加人数に見合った広い会場の確保、除菌・消毒の準備、マスク着用等の連絡の徹底等など、安全な運営の為に懸命に動いてくださっていました。それだけに我々以上にがっかりされたことでしょう。

次回は、「令和3年2月の開催」になります。それまで、各自が今より一段高いステージを目指して努力することが、今回のコロナによる中止も「良かった事」になるのだと思います。

 

今月27日の「ティータイム・ギターコンサート」と11月8日に予定していましたチェコのレオン・クーデラックギターコンサートの開催につきまして本日付けで中止となりました。今後、JUGAの企画も「With コロナ」で構成していくことになりますが、小さくても「生のギター演奏」が聴ける機会を大切に守っていくことの大事さを痛感しています。そのためには、企画者にも参加者にも強い意志と覚悟が求められます。

 

年に2回の「ティータイム・ギターコンサート」とその前哨戦でもある「コージー・コンサート」を合わせると、「1年に4回の生演奏へのチャレンジチャンス」が用意されていることになります。それらに向けて、毎回挑戦することは確実に技術力のスキルアップに繋がります。

With コロナ」でも やっぱり生ギターが一番!

日々の練習を実りあるものにしていく為にも4枚の「チャレンジ切符」を使いきって、あなたが頂いている命という時間を最大限に輝かせてほしいと願っています。勿論、「コージー・コンサート」で披露した曲で再挑戦することで更なる上達を目指すというのもまた優れた作戦の一つです。それぞれ自分の想いを大事にして、4つのコンサートを上手に活用していただければ幸いです。

 

 先月号の「上達コラム」で曲目が発表された会長の「ソロAlbumⅤ」スペイン編では、ずっと憧れの中に在ったという新曲にも挑戦してみえます。一から「独自の演奏」を目指して仕上げていくことは、プロといえども至難の業です。「納得の表現」を求めて脳みそがちぎれるほど考えぬいてみえる姿からは、「一つのAlbumが完成するまでには、その人自身の人生が丸ごと入っていく」という逃れようのない真実が伝わってきます。フアンの一人として「ソロAlbumⅤ」の完成を心待ちにしつつも、シビアなその現実に思わず襟を正したくなります。

                                 2020.09.01

                                                   事務局