協会便り    2020年8月号

           「繋がる ご縁」

 

嬉しいお便りが飛び込んできました。7月号で案内させて頂いた「JUGAグレード検定」に挑戦された鹿児島県K. Tさんから、貴重な学びになったとお便りを頂いたのです。「JUGAグレード検定」で繋がった嬉しいご縁です。

ご本人の承諾を得ましたので、ここに紹介させていただきます。

 

『社会人となり、ギターを再開して7年になります。先生について学んでいるわけではなく、これまで教則本や見様見真似の自己流でやってきました。「日本ユニバーサルギター協会」の会員ではないのですが、毎月の「協会だより」や「上達コラム」は大いに参考にさせていただいていました。7月号の「グレード検定」を読んで、会員登録をさせてもらいました。自分の演奏を確かめるつもりで挑戦してみようと思ったからです。曲目は、7級:ホ短調の曲「禁じられた遊び」です。この曲が弾きたくてギターを始めた位ですから頑張ろうと意気込んでの挑戦でした。

 

 ところが、いざ録音しようとすると急に手が固まったり、指に力が入らず思うように動かなかったり、困難の極みを経験することになるのです。これまでの練習が、いかに漫然としたものであったのかを嫌という程思い知らされました。録音しては聴き、聴いては録音を繰り返の連続。朝から夜遅くまで、1日がかりの録音に疲労困憊し、途中で「もう駄目だ」と何度も諦めの気持ちに負けそうになりました。それでも何とか仕上げることができたのは、何としてもプロの演奏家として今も現役で活躍していらっしゃる吉本光男先生に聴いてもらいたいという一心が、やるほどに強くなっていったからだと思います。

 

後日、合格通知が来たときはとても嬉しくて飛び上がりました。

「あなたの演奏の音色には好感が持てました。今後もこの調子で頑張ってください。」  吉本光男先生からの音色に関しての上のコメントは、特に嬉しく感じています。また、練習の仕方についてのアドバイスも書いていただき大変有難かったです。「自分の弱い部分を録音し、よく聴く」「繰り返しの練習で、苦手感覚を取り除く」「自分がいいと思えるまで、繰りかえし練習する」等々、プロの視点の細やかさに驚くと同時に、心から感動したことを今もドキドキしながら思い出します。

 

 今は、6級に向けての真剣練習を始めています。これまでの漫然とした練習から卒業し、貴重なアドバイスを宝に集中した練習を心がけています。今回の挑戦で多くのことを学ばせて頂きました。これからも、ギターを楽しむ心を忘れず頑張って録音を続けていこうという「新たな目標」も生まれました。吉本先生の温かいご指導に対してお礼が言いたく、ぶしつけとは思いましたが感謝の気持ちを込めてお手紙させて頂きました。ありがとうございました。

吉本先生の今後の更なるご活躍を楽しみにしております。』 

 

K.Tさんの次なる挑戦に対して、心からのエールを送りたいと思いま

す。

                       2020.08.01

                         事務局