協会便り        2019年5月号

小牧ギターフェスティバルへの参加

 

 4月21日(日)、小牧の味岡市民センターで「第17回小牧ギターフェスティバル」が行われました。「日本ユニバーサルギター協会」の団体会員「合奏団アンダンティーノ」のフェスティバルへの参加は、毎年の恒例行事になっています。

 

 今年の曲目は、「マラゲーニャ」と「アンダルーサ」でした。「マラゲーニャ」では、後半部分に吉本光男先生とコンサートマスターのとの二重奏があり、その部分は特に聴かせどころになっていました。「アンダルーサ」では、サードリーダーも加わって3人で弾く聴かせどころがありました。3人ともギターは世界の銘器ハウザーです。広い会場に澄みわたるような美音が流れ、水を打ったような静寂の中から立ち上がってくるハウザーの音の響き合いはぞっとするほど美しく、聴く者の心を日常とは違う異次元の世界へと運んでくれました。

 

合奏という形態は、全員が同じ「スピード」、同じ「強弱」で弾いていかないと成り立たちません。そのため、練習では「合わせる」ことが中心になるのが普通です。アマチュアの合奏では、「豊かに間を感じて」とか「音色の違いを感じて」とかいう「各自が持つ微妙なイメージの世界」を持ち込むことは、むしろ危険ですらあるからです。それらを切り捨て「合わせる」ことに集中する方が「良い作品」に仕あがるという考え方は、ある意味「当たっている」気がします。

 

しかし、吉本先生の指導は「切り捨てごめん」とはならず、面白い演奏を目指してどこまでも妥協しない音楽づくりをしていかれます。独奏で自分自身に課すようなことも「合奏」の練習にどんどん要求されるので、時にはメンバーが困る場面もあるのですが、そこはジョークで上手にかわされてしまいます。間合いの緩急や音色の違いを「意識する」ことで知らず知らずのうちに豊かな表現方法を追求していくことになり、面白い演奏に繫がっているようです。多くの合奏団の中で、いつも「アンダンティーノ」が嬉しい評価を頂くのは、指導者である吉本光男先生の音楽づくりへのこだわりの在り方によるところが大きいと感じています。今年も、『多くの合奏団の中でも「アンダンティーノ」の演奏はいつも、横一列から突き抜けて完成度の高い仕上がりになっている』と評してくれた方がいました。「アンダンティーノ」の今後の活躍にとって貴重なエネルギー源となることでしょう。

 

 合奏団「アンダンティーノ」は、小牧ギターフェスティバルを皮切りに、今後も豊田市高岡の農村改善センターでの音楽祭、みよし市サンアートでのロビーコンサートと演奏活動を続けていくことになります。それぞれの団員の演奏技術の向上と共に、心地よい演奏に迫るための「団員の絆」がますます強くなっていくことを心から願っています。  

                         2019.5.01

                           事務局