協会便り    2022年5月号

    「ティータイム・ギターコンサート」

       盛会のうちに終わる

 

4月24日()に、豊田会場で「ティータイム・ギターコンサート」が開催されました。この日のプログラムでは、12組(内、1曲はサックス)が日ごろの練習の成果を発表することができました。

会場にはパッチワークを提供して下さった吉見節子氏の作品も展示され、発表会に相応しい華やかな雰囲気の中で開催することができ嬉しく思いました。

コンサート前半は、独奏の8曲。後半はサックス演奏から始まり、ギター二重奏、チェロとフルートとギターの合奏、最後に「アンダンティーノ」の合奏曲の披露という構成でした。

独奏の部では、何か月もかけて一生懸命に練習してきた曲の披露ということで、どの曲の発表も挑戦者たちの渾身の演奏が披露されました。お一人お一人の魂の演奏に対して会場からは沢山の温かい拍手が贈られ、挑戦者の心を励ます優しい時間が流れていきました。

後半は、サックス演奏「釜山港に帰れ」からのスタートです。演奏も見事でしたが、ギターと違ってたっぷりの音量と音色の違いが面白く、大いに楽しませてもらいました。また、村松正敏さんと吉本光男先生による「オリエンタル」のギター二重奏は、さすがの絶品!ギターの魅力を余すところなく発揮した本当に素晴らしい演奏で、会場が熱く盛り上がりました。目をつむって聴いていると、本当にオリエンタルからの風が吹いてくるようで、夢のように素敵な時間が流れたのを昨日のことのように思い出します。

コンサートの最後は、いつものように吉本光男会長による模範ギター演奏です。会場に展示された吉見さんのパッチワークの中に「ひまわり」という作品があったことに因んで、急遽「ひまわり」という映画音楽をこの日の演奏用にと編曲してくださり、心を込めて弾いてくださいました。今も、困難な惨状の中に在るウクライナに一日も早い平和の道が開けますように!と言葉を添えられた演奏はしみじみと胸に沁みて、忘れられない曲になりした。アンコールでは、「太陽がいっぱい」を弾いてくださいました。吉本先生特有のギターの美しい音色が会場いっぱいに満ち満ちて、異次元の世界に運ばれていくようでした。

小雨の中で始まったコンサートでしたが、帰り際には皆さんが「本当に、楽しい時間を過ごせました!有難う」と笑顔で声を掛けくださり、スタッフ一同疲れを忘れて嬉しい気持ちで見送ることができたことに感謝です。           「第14ティーコン」聴衆賞:「禁じられた遊び」/演奏:落合康子 

 終了後の反省会では、次回の曲目について話し合いが行われ、新しく5曲が候補に挙がりました。楽譜が届く日が楽しみです。

次回、「第15回ティータイム・ギターコンサート」は9月の第4日曜日です。

 

それぞれ、個々人でも新しい挑戦に向けての目標を決め、練習に邁進して頂ければ幸いです。

                                                       2022.05.01

                                                           事務局