協会便り 2019年12月号
「心と体の栄養・コラボコンサート」盛会に終わる
9月10月11月と、3ケ月に渡って続いた「コンサート」がようやく終了した。
振り返ってみると、9月の「鳥取お寺コンサート」の前日に突然で落ちてきた7ミリほどの小さな「結石」は、私のギター人生の中に「凝縮された3ケ月間」を「起承転転」のドラマ仕立てで引き連れて来たと言えそうだ。
9月・・尿管結石を引き起こし解熱剤と抗生物質を投与しながら、2つのコンサートを行う。熱はあったが、奇跡的に痛みのない症状であったことが味方して、2つとものコンサートを皆様の応援の元で無事に終えることができた。有難く、記念すべきコンサートであった。
10月・・「JUGA・5周年記念親睦旅行」では、1泊2日「能登で楽しむギターの集い」を開催した。地元の秀働君の気働きでイギリス製のスピーカー「タンノイによるCD鑑賞会」の時間が持てたことや来年に向けての「能登コンサート」の企画が進行し始めたこと等、嬉しい企画が誕生した。
11月・・「体と心の栄養コラボコンサート」は、刈谷の「北部生涯学習センター」で開催された。90人の聴衆が集まり、賑やかしい中にも心温まる再会も有ったりして、落ち着いて演奏することができた。
結石を除去するための手術後、退院して6日目のコンサートであった。
どれ一つとっても、『必要・必然・ベスト』のタイミングで何とか切り抜けてきた感がある。ほんの少しでもタイミングがずれていたら、これ程うまい展開にはなっていなかっただろう。まさに、奇跡が雪崩のように起きていた3ケ月間であった。ただただ感謝あるのみである。
11月の「コラボコンサート」では、これまでとは違う、演奏家としての心を奮い立たせてくれるような嬉しい感想を頂いた。
K・Mさん・・吉本先生の会場入りしてからの動きはプロ意識に徹していて大変感動しました。先生のおしゃべりと演奏は、優しい人柄がにじみ出ていてとても好感が持てました。演奏の間合いが絶妙で、CDでは聴くことができない音の広がりと奥行きを感じることができました。
H・Uさん・・体調が悪くてパテーションの中で聴いていました。こ れまで感じたことのない優しい音色と、メロディーの鮮やかさに心が躍ました。(演奏の姿は見ず、会場で聴いていた人からの感想)
令和元年が終わろうとしている。自分でも、演奏に関してこれまでとは違う感触を得ている。5枚目となるAlbumⅤ「スペイン編」では、さらなる精進を重ね期待に添えるものにしていきたいと、今から意気込んでいる。
2019.12.01.
吉本光男