協会便り   2018年12月号

           2018年の終わりに

 

 早いもので、2018年も後1か月を残すのみとなりました。11月18日(日)には、あま市美和文化会館で行われた第5回ギター音楽祭「ギターミュージックコンサート」に団体会員「アンダンティーノ」が出場し、ギター合奏の楽しさを存分に披露してくれました。

 

「日本ユニバーサルギター協会」の会員さんがあま市の「ギターミュージックコンサート」に活動の一環として参加するのは、今回が初めてです。会場の音響は大変良くて、ギター演奏にぴったりの素晴らしい会館でした。今回は、15組の団体が参加してお互いのギター合奏を披露しましたが、多くの合奏団の方たちと知り合う良い機会となりました。「アンダンティーノ」が演奏した曲目は、ヘンデルの「サラバンド」、「すみれ色の涙」、アルベニスの「マラゲーニャ」の3曲です。3曲のうちの「サラバンド」と「すみれ色の涙」は、1年間をかけて練習してきた曲だけに自信をもって演奏できていました。独奏と違って合奏の場合、「息」を合わせることがとても難しいです。しかし、長年練習を共に重ねてきたメンバーの集中力は期待以上のもので、本番では素晴らしい団結の力で、ぴたり息の合った演奏を聴いてもらうことができました。お互いの音の響き合いを聴きながら、それぞれのパートが気持ち合わせ、合奏の醍醐味を味わわせてもらいました。特に歌が入っていた「すみれ色の涙」は、「あま市音楽祭」始まって以来の新種目だったそうです。担当者の方からも「素晴らしい歌と演奏でした」と好評を得、どの団体より先がけての録音開示をして頂けました。「アンダンティーノ」の団員の皆さんへの力強いエールとして、ここに報告させていただきます。

 

 さて、12月20日には、例年行われているみよし市のサンアートの「ロビーコンサート」でも「アンダンティーノ」の出場が決まっています。午後7時から、3グループが出場する「音楽夕べの集い」は12月とあってクリスマスバージョンでの登場となります。無料ではありますが毎年、音楽性の高い催し物が好評のロビーコンサートです。この「ロビーコンサート」出場の活動をもって、今年の「ユニバーサルギター協会」の会員の方々の活動は全て終了することになります。今年も、諸活動を楽しみに有料、無料にかかわらず会場まで熱心に足を運んで応援してくれた人達が沢山いました。実に、嬉しく有難い事です。

 

来年の協会のより良い活躍をお約束すると同時に、協会への声援・応援を今後ともよろしくお願いします。来年は、協会の活動と並行して会長の「ソロアルバムⅣ:南米の作曲家たち(仮名)」制作が始まります。皆さんに喜んでいただけるような仕事になることを事務局一同期待しています。2018年、感謝の気持ちを込めて今年最後の言葉を贈ります。「努力の本当の意味は、天から与えられた能力をどこまで発揮させるかにある」(平澤興)

 よい1年であったと、静かに振り返りができることを心から祈っています。

                            2018.12.01

                                            会長:吉本光男

                       事務局一同