協会便り 2016年12月号
役割
2014年10月、早いもので「日本ユニバーサルギター協会」が
設立されて3度目の除夜の鐘を聴くことになる。
恒例となってきた活動を重ねていく中で、「日本ユニバーサルギター協会」はすこしづつ広がりを見せてきている。その分、当協会の「役割」について深く考えさせられる機会も増えてきた。
設立当初は、
「ギターを心から楽しめるような協会を共創したい」「ギターが楽しい!嬉しい!大好き!という人が集まる広場をつくりたい」
「共に、未来のギター音楽環境を豊かに実らせていく協会にした
い」
と沸き上がる熱だけが轟々と渦を巻いているだけのような気もしていた。だが、活動を継続して3年が経った今、渦は、そこに集う一人一人の夢や希望、期待を一緒に巻き込みながら、次第に膨らみ、強さを増してきている。
実に、河川と海とが混じり合う海峡の狭間で起こる "鳴門の渦潮」の奇跡を見ているような、巣立っていく健気な小鳥の様子を見守る親の気持ちになった様な、そんな複雑な心境である。
その気持ちが、協会の「役割」について真剣に考えたり、感じたりする気分と繋がっているのだろう。
石の上にも3年という。
設立3年目を迎える来年度は、「日本ユニバーサルギター協会」の活動の見直しをするための良い機会になるだろう。
これまでにも一つの活動が終了する度にスタッフと共に反省会を行ってきた。活動の良かった点や改善点など、思い思いの感想を出し合う中で変わっていった項目も幾つかある。今後、「変わらないで欲しいこと」「変えた方がいいこと」など、活動の総点検をしつつ当協会の「役割」についてさらに深く考察を重ねていきたいと思う。考えてみれば、未来に向かってより良い音楽環境を整えていくことを最も大切な「役割」と感じ、地道に活動している当協会である。楽しく集える音楽広場として皆に愛されるために小さな努力を積み重ねていくことは、至極当たり前のことなのだ。
ホームページのトップページに設けられた「JUGAの窓」は誰にも開かれた「伝えるための交流の場」である。伝えたいことがある方は気軽に投稿し、会員の一人として「より良い協会に高めていくための知恵」を供する役割を担ってもらえるなら、これに勝る幸せはない。
2016.12.01
吉本光男
< 来春 一番の活動 >
来春、みよしサンアートが開催している恒例のロビーコンサートで、「日本ユニバーサルギター協会」の団体会員である「アンダンティーノギター合奏団」が演奏することになっている。
時間の都合のつく方は、是非どうぞ!
日程は決まり次第掲載します。
事務局