協会便り    H27年12月号

    第10回「感性を磨く会」盛会の内に終わる

 

 11月15日、「日本ユニバーサルギター協会」が主催する、第10回「感性を磨く会」が開催された。

天気にも恵まれ、会場に50名ものお客様を迎えての「フラメンコの会」となった。今年度最後の協会活動となる「感性を磨く会」であった。大盛況の中に気持ち良く幕を閉じる事が出来たことにまずもって感謝したい。動画はこちら!

 

 来ていただいた方の中には、フラメンコは初めてという方も多かった。父とその友達である高木さんが弾く激しいフラメンコギターのリズムに合わせて踊る山口道子さんの卓越した身体技能、時折浮かぶ柔らかな笑顔が印象的であった。

フラメンコギター演奏の特殊な奏法を間近で観る事が出来たこともなかなか嬉しいことであった。最後、ダンサーが退場してからも拍手が鳴り止まず、まだ息も整わぬうちにアンコールも受けて頂いた。スペインの「盆踊り」というには激しすぎるリズムに合わせて、会場も全員の熱い手拍子で大いに盛り上がった。

その後の「交流」の時間には、フラメンコの基本的なステップのこと、よく鳴る手の打ち方、カスタネットの使い方等、たくさんの質問が出され、一つ一つを丁寧に答えていただいた。

以下は参加していただいた方たちの感想である。

 

*初めて観るフラメンコだったが、細い身体からでてくる凄い迫力に感動した。

*始まる前は、「こんなに小さい人が・・・!?」と思っていたが、踊り始め

 たら想像もしなかったような魅力が溢れ出て来て本当に驚いた。

*びっくりするくらい安い参加費で、こんなにも感動できるフラメンコを鑑賞で

 きて嬉しかった。

*本場スペインで観たフラメンコ舞踊を思い出しました。

*フラメンコというものを初めて観た。手の動き、足の動き、身体の動きに合わ

 せてカスタネットを打つという離れ技にびっくりした。素晴らしい。

*父親と交わすアイコンタクトがとても優しくて、観ていて心が和んだ。

 

 等々、沢山の感想が述べられた。私自身、間近で観ているとエネルギーの、ほとばしりを直に受けこちらの寿命が延びたような気分になったものだ。

数年前からユニットを組み、各地で活躍している3人の今後の健闘を心から願って会を閉じた。

 

 「日本ユニバーサルギター協会」の活動がスタートして1年になる。この間、

皆様の多大なるご協力を得て多くの行事や活動を行ってきた。感謝の気持ちでいっぱいである。お陰様で、年間の見通しがたち来年度へ期待が膨らんできている。今後も、共にこの会を育てる気持ちでご協力をお願いできれば幸いである。

                                                                                   2015.12.01

                                                                                       吉本光男