協会便り 2021.11月号
「あまギター音楽祭」に参加して
緊急事態宣言の全面解除をうけて、先月の10月(23日:第3土曜日)に、「あまギター音楽祭」が開催されました。
昨年は、コロナの感染拡大が顕著であることから中止になっていました。今年も、緊急事態宣言で延期となり10月の開催は危ぶまれていましたが、嬉しいことに開催時期が宣言解除と見事に符合。主催者側から「開催決定」が発表されたのでした。
JUGA団体会員である合奏団「アンダンティーノ」はメンバー全員で参加し、バッハの管弦楽組曲第二番より「メヌエット」と「ブーレ」、ハイドンの弦楽四重奏第41番ト長調より「第2楽章ラルゴ」を演奏しました。久しぶりの「あまギター音楽祭」開催に、終了後もギター愛好家の仲間たちの再会を喜び合う声が飛び交っていました。午前中の独奏の部では15人、午後からの合奏では3組のゲスト演奏と14組の団体が出場しており、音楽祭に相応しい賑わいをみせていました。
今回「あまギター音楽祭」では、リハーサルの時間はなくて出演時間も出入りを含めて各団体10分間。今回初挑戦となるハイドンの曲だけで6分を超えるため、バッハの「メヌエット」と「ブーレ」は全て「繰り返しなし」という短縮バージョンの演奏となりました。それでも、ぴたりと息のあった演奏は心地よく、会場からも熱のこもった拍手がわき起こるなど嬉しい体験をさせて頂きました。
吉本光男先生のご指導のもと、ギターの音色を損なうことなく表現していくギター特有の演奏技術や、曲のイメージを明確に表現していく演奏の在り方についての学びを各メンバーがよく理解し、日頃の練習の成果を自分にできる範囲で頑張ることが出来た結果なのだろうと思っています。
会場で聴いていてくださった方たちからの感想です、
「演奏技術の高さと音色の美しさに感銘を受けました」
「素晴らしいバッハが聴けて感動しています。遠くから来たかいがありました」「息の合った素晴らしい演奏でした」等々。
頂いたありがたい感想は、今後への大きな励みになっています。
終了後、近くの茶店で反省会が持たれました。来年の開催を願いながら次回の新しい曲を決定。そこに向けた個々人の粘り強い練習を約束すると共に、これまでに弾いてきた曲も継続して「育てていく」事を誓い合い、各自がそれぞれの課題を胸に解散することができました。有意義な一日を過ごせたことに感謝です。
この日の為に尽力して下さった関係者の方々のご尽力・ご努力に、参加者一同心から感謝し、御礼申し上げます。ありがとうございました。
2021.11.01
事務局