協会便り    2018年11月号

     コラボコンサート」大盛況のうちに終わる

 

 10月20日(土)、食育とクラッシックギターとのコラボコンサートが、豊田市の隣に位置する刈谷市北部生涯学習センターで開催されました。今回で2回目となる「JUGA」と「根っこの会」のコラボコンサートのテーマは、「100年人生に備えて」です。当日は、たまたま会場に来たという方がテーマに興味を持たれ飛び込みで入られるというびっくり現象もあって、高齢化社会という時代の流れを感じました。

 

今回は「食育」だけでなく、「刺し子と押し花展」「ハーモニカ演奏」ともコラボし、大勢の来場者の方と一緒に「目標をもって豊かに生きる人生の知恵」について深く考える時間が持てたことを嬉しく思います。作品展に展示されたものは全て、提供者のお母さんが80代になってからの作品であることを聞き、多くの方が生きる力をもらわれたようでした。「まだまだ自分には時間がある。何かに挑戦しようという気持ちになれた」「目標をもって生きることの大事さを痛感した」

来場された皆さんからの温かい感想に、提供していただいた方が感激し涙を流してみえる姿に、熱く胸を打たれました。

 

食育の話では、「噛むことの大事さ」が心に残っています。

「私の父は今、施設に入っていて1週間に1回しか会えないのですが、今日の「噛む力」についての話は勉強になりました。さっそく父と一緒に「口の体操」を実践していきたいと思います」などの感想から講演内容が来場者の生活に直結し、実践に結び付くものだったことが伺え、ねらいが届いていることを嬉しく思いました。

 

 ハーモニカの演奏では、「もう少し聴きたかった」という声が多くありました。時間配分をもう少し考える必要があったことをスッタッフと共に反省。この点は、次回に生かしていきたいと考えています。

最後を飾ってくださった吉本会長によるクラッシックギター生演奏は、この日一番の盛り上がりを見せました。広い会場は割れんばかりの拍手で埋め尽くされ、「素晴らしかったです。感動で脳の周波数が変わってしまった気がします」「吉本先生の演奏はいつも聴かせていただいていますが、今日の演奏はいつもと違って聴こえました。本当に素晴らしく、胸に染みてきました」「ころころと珠のように転がりながら繋がっていく旋律の流れが素敵で、素直に好きですね。ずっと聞いていたい気がしました」

等、思わず口から溢れる言葉の数々は、吉本光男先生の今後の演奏活動を力強く支えていくに違いありません。終了後の「JUGA」と「根っこの会」の反省会で、お互いを信頼しあって準備や後片付けに臨めた今回の実績が次回に繫がるエネルギーとなることを確認し合えたことは、大きな成果といえます。

                        2018.11.01

                                                事務局