協会便り    2023年10月号

「満員御礼 ティータイムギターコンサート」

 

先月24日(第4日曜日)「第17回ティータイムギターコンサート」は、会場に沢山のお客様を迎えて「満員御礼」、アットホームで素敵なコンサートになりました。コンサートで会場を飾ってくれた「春」「夏」「秋」「冬」の絵手紙作品の数々も大人気で、提供して頂いた平原由美子さんにも心から感謝申し上げます。

さて、今回は初挑戦の方が2名参加。会場を沸かせました。今回は、初挑戦の舞台を踏むことになった18歳の若者の物語を少し紹介したいと思います。

彼の初演奏曲目は、「禁じられた遊び」でした。ギターと言えば「禁じられた遊び」というくらい有名な曲なので、前半が弾ける人は多いと思います。ですが、後半部はセーハで音が明確に出せない難しいフレーズが何か所かあり、伴奏とメロディーラインをうまく調和させて演奏するのは難しい曲でもあります。

コンサートの一番手として舞台に上がった彼の演奏が始まるまでは、本人よりむしろ、教授者である吉本先生や聴衆として会場入りしてみえたお母様の方が緊張してみえたのではないでしょうか。

しかし、彼はみんなの心配をよそに、後半も問題を感じさせることなくスムーズに演奏し、会場から惜しみない拍手を受けながら笑顔で舞台を降りることができたのでした。吉本先生もお母様もほっと安堵されたことでしょう。

それにしても、見事に第一歩を踏み出すことができた勇気ある彼の挑戦に学ぶことは多いと思いました。今後の彼の歩みに大いに期待したいと思います。

コンサートの最後は、いつものように吉本光男先生の模範演奏で締めくくられました。今回、先生は「アルハンブラの思い出」と「エテルナ サウダージ(永遠の郷愁)を演奏して下さいました。

プルプルと震える繊細なトレモロ。低音部と美しく響き合う先生のアルハンブラを聴いていると、自然に小さい頃の遠い記憶が胸いっぱいに思い起こされます。 

吉本光男先生の素晴らしい演奏は会場いっぱいの拍手となって盛り上がり、アンコールに「エテルナ サウダージ」を弾いてくだいました。それは、素晴らしい1日の締めくくりに相応しいとても感動的な演奏でした。

次回は、20243月です。お互い楽しみに頑張って参りましょう。

【お知らせ】

 9月号でもお知らせしましたが、1012()にはカネヨシホール(旧 三好サンアート)に隣接する「ふるさと会館」で、「立礼席コンサート」が開催され「アンダンティーノ」が出場します。平日のため出場メンバーは限られますが、会長である吉本光男先生が参戦していただけますので勇気百倍です。

 お時間のある方は、是非会場まで足を運んでいただきギター音楽を共に楽しんで頂ければ嬉しく思います。

   午後1時00分からの開演です。(お問合せ ℡ 0561 32 2000)

                          2023.10.01

                                                                                 事務局