協会便り 2016年6月号
第11回「感性を磨く会」終わる
5月29日(日)に豊田市小川町の杉本佳世子女史のサロンにおいて、本協会の吉本光男会長によるギターサロンコンサートを開催しました。
お蔭様で完全予約の会場は満員御礼となりました。
薔薇に囲まれた美しい会場は、遠く長野県から来たというソルとタレガが大好き女性をはじめとしたクラシックギターファンの方だけでなく、
生演奏のギターは初めて聴くという方々などもたくさん来場されていて
聴衆の熱いワクワク感に溢れていました。
今回は、「各界の著名人を招いてお話を聴く」というこれまでの会の在り方に加えて、「クラシックギター演奏そのものを聴く」という企画のもとに開催された初めての試みでした。
サロンという小さな会場が持つ最大の利点「温かく和やかな雰囲気」は
聴衆と演奏者の壁を一気に取り払い一体感のある愉快で楽しいコンサートを創りだしていました。世界的製作家の故ホセ・ラミレスⅢ世も彼の著書の中で「ギターはもともとサロンで弾く楽器」であると述べていることがよく理解できるコンサートでした。
演奏とおしゃべりの1時間半はあっという間に過ぎてしまいました。
今後も、感性を磨くお話や演奏を交互に織り交ぜながら、「感性を磨く会」は続いていくことになります。今回の試みで、クラシックギター音楽の楽しさや、おもしろさを瞬時に共有できるサロンコンサートの良さを実感できたことは意義深いことでした。持参したCD「吉本光男ギターソロアルバム」Vol.Ⅰ~Ⅲの完売という愛の現象に、次なる開催に大きなエネルギーを頂いた気がしています。尽力して頂いた杉本佳世子女史の御厚意に深く感謝します。
2016.06.01
サロンコンサート実行委員会事務局
≪会場の声≫
★素晴らしい。クラシックギターの繊細で美しい音色に感動しました。
★美しいギターの音色に涙が出ました。間近に聴くことができて本当に
嬉しかったです。私は、特に「魔笛」が好きでした。
★今日は楽しい時間をありがとうございました。4枚目のソロアルバム
に向けて是非頑張って下さい。楽しみにしています。
★「アストゥーリアス」素晴らしかったです。次回も期待しています。
★ギターにまつわる話や作曲家に関するお話が興味深く聞けました。
ギター演奏が聴けて、クラシック音楽を身近に感じる事が出来ました
★素敵な時間をありがとうございました。クラシックギターというもの
を初めて聴きましたが、心に沁みました。時折流れ出てくる小さな、
透明でまろやかな言葉では表せない胸の奥深くに届く美しい音色が。
★「アルハンブラの思い出」を楽しみにしていました。
目をつぶって聴 いているとアルハンブラでの思い出が温かい気持ち
と一緒に鮮明に思い出され、幸せな時間が流れました。
本当にありがとうございました。