協会便り 2018年5月号
「小牧ギター合奏フェスティバル」に参加
4月22日(日)あっぱれなほどの晴天。朝から夏を思わせる暑さの中で、恒例となった「小牧ギター合奏フェスティバル」に、本協会団体会員である私達ギター合奏団「アンダンティーノ」9名が参加してきた。このフェスティバルに参加するのは今年で4回目である。小牧にある味岡市民センターは、ステージの広さといい音響といい、クラッシックギターによく合う大きさの会場なのが嬉しい。今年は、12組(98人)の出場で、アンダンティーノは11番目出場であった。会場は、応援の人たちの声援のお陰もあってほぼ満席。参加者には嬉しい環境が整っていた。
例年、小牧ギター合奏団の方々がスタッフとして終日、会の進行・運営に当たっている。1日がかりの「集い」なので結構疲れも出るであろうに、笑顔の対応がいつも変わらず素晴らしい。事前に配付された案内には会場での練習はできないと書かれていたが、着いてみると「午後1時からは練習可能」と、変更されていた。何しろ例年、会場での練習で一気に盛り上がるタイプの合奏団アンダンティーノであるから、このことは何より有難いプレゼントであった。スタッフ方々の見えないところでの働きの賜物である。
アンダンティーノは、ヘンデルの「サラバンド」と、アルベニスの「コルドバ」の2曲を演奏した。一年がかりで練習を重ねてきた曲である。演奏では、小さなミスやハプニングもあったが、メンバーの力量の差を超えて最後まで気持ちを一つに揃えて弾けたことは、大きな成果であった。演奏後には、聴いていただいた皆さんから、
「まるでスペインの香りがしてくるような素晴らしい演奏でした」
「音色の美しさがずば抜けていました。さすがですね」
「メロディーが、波打つ感じで表現されていて大変素晴らしかった」等など、異口同音の感動の言葉を聴くことができたのも嬉しいことであった。反省会の後、夜中のラインではメンバー同士による意見交換会が始まり、『この合奏団のメンバーでいられることが幸せ~!』
と盛り上がっていた。小牧合奏団の方の「会場での練習可能」にしていただいたことによるお陰さまが大きい。他の合奏団の方々とも気軽に交流できる会場の雰囲気づくりもまた、大会成功の大きな力になっていると感じた。感謝である。来年の参加を楽しみにしています。
2018.05.01
日本ユニバーサルギター協会
団体会員 ギター合奏団「アンダンティーノ」代表 安藤淳子