協会便り 2015年04月号
第2回「ティータイム・ギターコンサート」終了
3月15日(日)第2回ティータイムギターコンサートが行われた。
この日は14組の出場者が集結し、会場いっぱいの聴衆の前で日頃の練習の成果を発揮した。年齢に関わらず、継続的に自分の力量アップを目指して頑張る姿や、新たな目標を決めて果敢に取り組んでいる姿が見られ頼もしい限りである。
この日は、先回「聴衆賞」を取った浮海氏が、1850年製のバロックギターでバッハのBWV998~「フーガ」を演奏し、会場を沸かせた。
バッハが生きていた時代は18世紀である。そのバッハの作品を、19世紀のギタ
ーを使って21世紀の現在に命を吹き込み甦らせたのである。その瞬間に立ち会うことができた聴衆は幸せである。会場は大いに盛り上がった。
今回、塩野崎均さんのギター伴奏で、藤井麗さんがシューベルトの「アベマリア」を携えて参加してくれた。「ギターコンサート」という枠に縛られず、いろいろな挑戦があってよい。麗さんの美しい歌声に、心が和んだ。
第2回ティータイム・ギターコンサート「聴衆賞」は、小学生の嶋田うららさんであった。彼女のギターが紡ぎ出す澄み切った透明感のある音色が、聴衆の心をつかんだと言える。彼女はすでに次回の「第3回ティータイム・ギターコンサート」に向けて練習を開始していると聞く。
最後に、服部修司副会長に自作の練習曲を数曲演奏していただきました。
日本ユニバーサルギター協会の活動が、若い挑戦者の技や心を磨く場としてお役にたっていることを嬉しく思う。
コンサートが終わって、恒例「手作りケーキ付交流会」を愉しんだ。2種類の手作りケーキに舌鼓を打ちながら、この日に向けて頑張ってきた話や好きなギターの話で盛り上がるこのひと時に、楽しい笑顔の花が咲いた。
4月には「第13回小牧ギターフェスティバル」がある。
小牧市味岡市民センターで行われるクラシックギターのアンサンブルと、マンドリンのアンサンブルによる祭典である。(詳しくは「日本ユニバーサルギター協会」のトップページ「近日中のイベント」を参照)
日本ユニバーサルギター協会の会員による合奏団「アンダンティーノ」も、フェスティバルに参加し、バッハの「管弦楽組曲第2番」を披露することになっている。
2015.04.01
吉本光男
過去のティータイム・ギターコンサート
「聴衆賞」受賞者リスト
第1回 浮海祥治 BWV998~「アレグロ」バッハ 2014.11.16
第2回 嶋田うらら 「さよならの夏」坂田晃一 2015.03.15
(聴衆賞は重複して受賞することはできません)