協会便り 2024年2月号
2月の「上達コラム」実践編では、「バッハの無伴奏チェロ組曲第1番よりPrelude」が配信と同時に好調な伸びを示しています。皆様の早速のご視聴、ご感想に感謝しています。
事務局には、チェロ奏者で外国の様々な楽団で弾いている知人から「バッハ、いいですね!心が落ち着きます」というメッセージを送っていただきました。また、昔からの知り合いから、「寂しいことの多い今の心境に、しみじみと沁みてきます」「今までのYouTube演奏のなかで、このバッハが一番すきです!」等、感動を伝えるメッセージが次々に届いており、嬉しさもひとしおです。
会長ご自身にとっても、このような「コメント」に接することはいつも以上に大きな励ましになっているのではないでしょうか。
世界への配信である「バッハの演奏」が、より多くの方に幸せを届けられることを期待して、ゆっくり見守っていきたいと思っています。
正月気分を蹴飛ばし、飛び込んできた「能登の北端を震源地とする能登半島地震」の情報が映像と共にテレビに映し出され、仰天の2024・1・1がスタートしました。
本部、事務局周辺でも震度4の揺れが1分近く続きましたが、石川県の志賀町が「最大震度7.6」であったというニュースに驚きました。昨年、JUGA会長吉本光男先生のコンサートを企画して頂いた秀働敏夫さんのお住まいが、石川県の羽咋郡志賀町にあったからです。二日後に電話を入れました。
「家の中はごっちゃごちゃになっています。小さなものは片付けていますが、大きなものは一人では何ともならず、手つかずです」と、秀働さんの声は思ったよりも落ち着いていましたが、家の中の片付けや壊れた屋根の補修等々、何よりも断水による日常生活の破綻が疲れに拍車をかけている様子でした。
秀働さんは、避難場所があることに希望を託し、「明日から金沢の姉の家に行くことにしています。ここでは、断水で生活がままならないですから、、」と、何とか気持ちを切り替えて踏ん張っていこうとしてみえるようでした。
あれから1ケ月が経ちました。現地の復興はまだ道半ばの映像。ニュースでは、まだ余震も時々起きていると報じています。
予断を許さない状況のなかではありますが、能登の一日も早い復興を心から、心から祈っております。
2024.02.01
事務局