ギター上達コラム

     

      謹賀新年 2022年

 

新年 明けまして

 

おめでとうございます。

 

2014年に立ち上げた「日本ユニバーサルギター協会」も9年目を迎えている。

その過程で、「JUGAアマチュアコンクール」を開催した時、ステージ演奏を経験するための音楽広場「ティータイムギターコンサート」を開催した時等々、批判の声は少なからず聞こえてきたものだ。

そんなとき、『ギター愛好家の誰もが心からギターを楽しめるような協会を共創していきたい』という万感の思いを掲げて設立した本協会の理念は、大いに私を勇気づけた。

「自分の想いを発信できる場」を必要としていた私にとって、「ギター愛好家の人たちのために愉快な音楽広場をつくりギターの裾野を広げていく」ことは、同一線上の願いであったからである。

ギターが好きな者たちが自由に集え、気軽に挑戦できるという機能をも持たせた音楽広場「ティータイムギターコンサート」や「アマチュアコンクール」、教授者や公認ギタリストを目指す人たちのための「各種検定試験」など、どれもギターに携わる者が一歩一歩と乗り越えていく「壁」の役割を強く意識してのことであった。

2022年、新しい年を迎えるにあたって、本協会が一つの「壁」としての役割を少しずつ世間に認知されながら、ギター愛好家の方々に広く活用されるようになってきていることに対して、心からの感謝を申し上げたい。全ては、関心を持ち続け応援して下さった会員の皆様、関係者皆様のお陰があったればこその有難い実績である。

昨年は、コロナ禍のなかでほとんどのコンサートは中止になっていく中、3月と9月には「ティータイムギターコンサート」を提案することができた。

また、10月の「あまギター音楽祭」への参加では、団体会員「アンダンティーノ」の自信に繫がる貴重な体験をさせてもらった。それぞれが有難いご縁に支えられた貴重な経験であり、それらの全てが新たな意欲に繋がっていったことを嬉しく思う。

今後は「Withコロナの精神で、聴衆の息吹が感じられる生演奏の醍醐味を共有できる舞台を多く用意し、繋がっていくご縁の有難さに感謝しつつ精力的に本協会の活動を充実させていきたいと考えている。

結果はいつも五分五分である。人生は一度きりなのだ。これからも、やらなかった選択を悔やむより挑戦し、反省を生きた宝にすることで己の可能性を伸ばしていくことの方にこそ集中していきたい。

今年も、新しい挑戦にワクワク心を躍動させながら人生を積極的に楽しんでいこう。  

                          2022.01.01

                                                                        吉本光男