協会便り 臨時号 2015.04.19
第13回「小牧ギターフェスティバル」に参加して
4月18日(土)、「日本ユニバーサルギター協会」の団体会員である私たちギター合奏団「アンダンティーノ」は第13回「小牧ギターフェスティバル」にバッハの「管弦楽組曲第2番」の曲目で出場しました。
今回の参加では嬉しいことがたくさん重なり、楽しい思い出が出来ました。
まず、1つ目に嬉しかったこと。これは素敵な出会いの嬉しさです。
今回のフェスティバルは「小牧ギター合奏団」の主催によるものでした。私たちは、朝から4時ころまで会場で過ごすことになりましたが、1日中、気持ち良く練習したり、他の団体の演奏を楽しんだりと、自由で楽しい雰囲気の中で過ごすことが出来ました。参加して一番感じたのは、スタッフの方々の気持ちいい対応です。出場団体すべての演奏や感性をそれぞれに尊重し合う気風が定着していて、初めての参加にもかかわらず、そこにいること自体が楽しく嬉しいと思わせるものがありました。音楽フェスティバルとしての高貴な精神が息ずいているからなのでしょう。そこここで素敵な「人との出会い」にも恵まれ、楽しい時間を過ごしました。
演奏会場の音響効果も素晴らしく、500名収容ホールにも関わらずいちばん後ろで聴いていてもギターの小さな音粒が消えることなく美しく届いてくるのです。これほど恵まれた音楽会場を持つ小牧の方たちが、羨ましく感じられたものです。
演奏が終わった後の休憩室では、たくさんの方たちと楽しい交流が出来ました。「素晴らしい演奏でしたね。」「すごい演奏で、僕の中では一番でした。」「ブラボーです。」等々、演奏してよかったと心から思える感想も頂くことができ、今後の練習の力をいただいた気がします。
2つ目の嬉しかったことは、合奏団「アンダンティーノ」として初めて、お揃いの衣装で出場できたことです。団員の方の好意で素敵な衣装がこのフェスティバルに間に合い、お披露目することができました。
これまでは、衣装は付属的なもの<色がそろっていればいい>というスタンスでいろいろな演奏会に出場してきました。でも、こうしてお揃いの衣装が出来上がると嬉しさもひと際、演奏にもプラスアルファの力が出たのではないかと勘違いしてしまうほどでした。
フェスティバル終了後には、吉本先生を囲んで反省会としての食事会をしました。そこでは、早くも来年の曲目が発表され、合奏団「アンダンティーノ」としての勢いを感じました。先生の発言からは、フラメンコの踊りと合わせる演奏を予感させるものもあり、更なる練習を誓い合う有意義な会になったことを嬉しく思いました。
たくさんの嬉しい出会いをさせて頂いたのは、スタッフとして陰で支えてくださった「小牧ギター合奏団」の方々のご努力があったからこそと感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
ギター合奏団「アンダンティーノ」
代表 安藤淳子